太陽光発電とEVは相性が良い?充電コスト・必要容量・V2H併用の節約効果を徹底解説

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太陽光発電とEVは相性がよく、昼間に発電した電力を自宅でEVへ充電できれば、電気を自家消費しやすくなります。ただし、太陽光発電の容量、EVの充電時間、車の使用時間、売電単価、充電器の工事費によって経済性は大きく変わります。

太陽光発電とEVを組み合わせるなら、「発電した電気をどれだけEVで使えるか」と「導入・工事費を何年で回収できるか」を先に確認することが重要です。

この記事の要点

  • 太陽光発電は、太陽電池モジュールで発電し、パワーコンディショナーで家庭やEVが使える電気に変換する仕組みです。
  • EVの充電コストは、太陽光発電から充電できる割合と、電力会社から購入する電気単価によって変わります。
  • 自宅にいる時間が長く、昼間にEVを充電できる家庭ほど、太陽光発電とEVの組み合わせを活用しやすい傾向があります。
  • EVを昼間ほとんど使う家庭では、太陽光発電だけでは充電できず、夜間の買電や蓄電池が必要になる場合があります。
  • V2Hを導入すればEVを家庭用蓄電池のように使える可能性がありますが、機器代・設置工事・対応車種・補助制度の確認が必要です。
  • 補助金、売電価格、EVの購入支援制度は年度や自治体によって変わるため、申請前に国・自治体・販売店の公式情報を確認してください。
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太陽光発電とEVの相性がよい理由

太陽光発電とEVの相性がよい主な理由は、太陽光でつくった電気をEVの走行用電力として直接使えるためです。売電するだけでなく自家消費できるため、電力会社から購入する電気を減らせる可能性があります。

太陽光発電のしくみとEV充電の流れ

太陽光発電は、屋根などに設置した太陽電池モジュールが太陽光を受けて直流電力を発電し、パワーコンディショナーが家庭で使える交流電力に変換する仕組みです。家庭内で使い切れない電力は、契約や設備の条件に応じて売電したり、蓄電池やEVへ充電したりします。

  1. 太陽電池モジュールが太陽光から直流電力をつくる
  2. パワーコンディショナーが直流を交流へ変換する
  3. 家庭の照明・家電・給湯設備などで電力を使う
  4. 余った電力をEV、蓄電池、または系統へ回す

なお、一般的な家庭用充電設備では、太陽光発電の電力が常に100%そのままEVへ流れるとは限りません。家庭内の電力使用量、充電器の制御、発電量、車両の接続状態によって、電力の流れは変わります。

EVへの充電方法は大きく3種類

方法 概要 太陽光発電との関係 確認したい点
普通充電 自宅などで比較的ゆっくり充電する方法 昼間の余剰電力を利用しやすい 充電器の出力、配線、契約容量
急速充電 短時間で大きな電力を充電する方法 自宅の太陽光発電だけでまかなう前提にはしにくい 設置費、受電設備、利用場所
V2H EVと住宅の間で電力をやり取りする設備 EVを蓄電池のように活用できる可能性がある 車種対応、機器仕様、停電時の動作、補助金

戸建て住宅で太陽光発電とEVを組み合わせる場合、まず検討されやすいのは自宅の普通充電です。EVを蓄電池としても使いたい場合は、普通充電器とは別にV2H対応設備が必要になることがあります。

編集部
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太陽光発電とEVを検討するときは、先に「昼間に車が自宅にあるか」を確認しましょう。発電している時間帯に充電できなければ、設備があっても太陽光の自家消費は増えにくくなります。

太陽光発電とEVの充電コストを考える方法

電力会社から購入する場合の基本計算

電力会社から購入した電気でEVを充電する費用は、次のように計算できます。

充電費用の目安 = 充電した電力量(kWh)×電気料金単価(円/kWh)

たとえば、EVに20kWhを充電し、実際の請求単価が1kWhあたり30円であれば、単純計算では600円です。ただし、実際には充電時の損失、基本料金、燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金、時間帯別料金などが関係するため、契約中の電気料金単価を使って確認してください。

太陽光発電から充電する場合の考え方

太陽光発電からEVへ充電する場合、追加で発生する電気料金は小さく見えることがあります。しかし、その電力を売電できた可能性があるなら、太陽光発電の自家消費による効果は「買電を避けた金額」と「売電できた金額」の差で評価する必要があります。

一般的には、太陽光発電の電力を自家消費した場合の価値と、売電した場合の価値を比較します。

比較対象 考え方 注意点
自家消費 電力会社から買わずに済んだ電気料金を効果として見る 実際の買電単価は契約プランで異なる
売電 余剰電力を売った場合に得られる金額を見る 固定価格買取期間や契約条件を確認する
EV充電 発電中の余剰電力をEVに使う 車が自宅にある時間と充電制御が重要
蓄電池・V2H 昼間の電力を夜間や停電時に使う 設備費と変換ロスを含めて評価する

走行距離から必要な充電量を計算する

EVの充電量は、車種ごとの電費と走行距離から概算できます。

必要電力量の目安 = 走行距離(km)÷電費(km/kWh)

たとえば、電費が5km/kWhのEVで1か月に600km走る場合、走行に必要な電力量は約120kWhです。実際には充電時の損失や走行条件、暖房・冷房の使用によって変わるため、カタログ値だけでなく、購入後の実電費も確認しましょう。

この計算により、屋根に設置できる太陽光発電の規模で、EVの月間走行分をどの程度まかなえるかを考えられます。発電量は季節、方位、傾斜、影、天候、設備の経年劣化などで変動します。

太陽光発電とEVの経済性は、車のバッテリー容量ではなく、実際に毎月どれだけ走り、どの時間帯に充電できるかで大きく変わります。

太陽光発電とEVのメリット

太陽光発電とEVを組み合わせる最大のメリットは、発電した電気の使い道を増やせることです。EVを単なる移動手段ではなく、家庭のエネルギー利用を調整する設備として考えられる点にも特徴があります。

電気の自家消費を増やしやすい

昼間にEVを自宅で充電できれば、太陽光発電の余剰電力を走行用に使えます。売電単価よりも買電単価のほうが高い契約では、発電した電気を自家消費することで、電力会社から購入する電気を減らす効果が期待できます。

ただし、家庭内の家電が電気を使っている時間にEVを充電すると、太陽光発電だけでなく系統電力も使う場合があります。太陽光発電の余剰電力を優先する制御に対応しているか、充電設備やエネルギーマネジメント機器の仕様を確認してください。

ガソリン代との比較ができる

EVの走行コストは、ガソリン車と同じ距離を走った場合の燃料費と比較できます。ガソリン車では走行距離を燃費で割り、ガソリン単価を掛けます。EVでは走行距離を電費で割り、電気料金単価を掛けます。

項目 ガソリン車 EV
基準となる数値 燃費(km/L) 電費(km/kWh)
エネルギー単価 ガソリン価格(円/L) 電気料金(円/kWh)
家庭の太陽光発電 原則として利用できない 自宅充電で利用できる可能性がある
価格変動 ガソリン価格の影響を受ける 電気料金プランや売電条件の影響を受ける

車両価格、保険、税金、タイヤ、点検、バッテリー保証などは別に比較する必要があります。走行コストだけで車の総費用が決まるわけではありません。

停電時の電源として活用できる可能性がある

V2Hや特定の給電機能に対応したEVでは、停電時に車の電力を住宅へ供給できる場合があります。太陽光発電と組み合わせれば、昼間に発電した電力を家庭で使ったり、EVへ充電したりできる可能性があります。

ただし、停電時に住宅全体へ給電できるか、特定の分電盤や回路だけか、太陽光発電からEVへ充電できるかは、機器と施工方法によって異なります。停電対策を目的にするなら、非常時の動作を図面や仕様書で確認してください。

蓄電池の代替・補完として考えられる

太陽光発電 蓄電池の組み合わせでは、昼間の電気を蓄電池にためて夜間に使います。EVとV2Hを組み合わせる場合は、EVの大容量バッテリーを家庭側から利用できる可能性があります。

一方で、EVは走行するための車です。外出中は家庭の蓄電池として使えず、残量を使い切ると移動できません。毎日の移動を優先する家庭では、定置用蓄電池とEVの役割を分けたほうが使いやすい場合もあります。

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太陽光発電とEVのデメリット・注意点

太陽光発電だけではEVをいつでも充電できない

太陽光発電は夜間に発電せず、雨天や冬季は発電量が低下します。EVを夜に帰宅してから充電する家庭では、電力会社から購入する電気が中心になることがあります。

蓄電池やV2Hで昼間の電気を夜へ移せる場合でも、変換ロスや充放電の上限があります。年間発電量だけで判断せず、月ごとの発電量とEVの在宅時間を確認してください。

設備費と工事費がかかる

費用は、太陽電池モジュール、パワーコンディショナー、架台、配線、分電盤、普通充電器、V2H、蓄電池、設置工事などの合計で決まります。屋根の形状、足場、分電盤の交換、電気契約の変更、配線距離によっても見積もりは変わります。

広告の本体価格だけで判断せず、次の項目を含む総額で比較しましょう。

  • 機器本体価格
  • 標準・追加工事費
  • 足場や屋根補修の費用
  • 電気工事・分電盤工事
  • 申請費用や諸経費
  • 保証・点検・保守の条件
  • 補助金を差し引く前の金額と差し引いた後の金額

EVの使用予定と家庭の電力需要が合わないことがある

平日に車で通勤し、朝に出発して夕方以降に帰宅する家庭では、太陽光発電の時間帯とEVの在宅時間が一致しません。この場合、太陽光発電の電気をEVに直接充電する割合は低くなりやすく、夜間充電やV2Hの運用が必要になります。

機器の対応関係を確認する必要がある

太陽光発電、EV充電器、V2H、蓄電池、分電盤、HEMSは、どの製品でも自由に組み合わせられるとは限りません。対応車種、定格出力、電圧、通信方式、停電時の動作、保証範囲を確認してください。

「太陽光発電があるから、どのEV充電器でも余剰電力を自動で充電できる」とは限りません。余剰電力対応や充電制御の有無を、機器の仕様書で確認する必要があります。

将来の修理・交換費用も考える

太陽光発電設備には、機器ごとに保証期間や点検方法があります。特にパワーコンディショナーは、太陽光発電システムの直流電力を交流に変換する重要な機器です。故障時には発電した電力を家庭で使えなくなる可能性があるため、保証内容、修理窓口、交換時期の考え方を確認しましょう。

「太陽光発電やらなきゃよかった」「太陽光発電 やらなかったほうがよかった」と感じる原因には、想定より発電量が少ない、見積もりに含まれない追加費用が出た、売電収入だけで返済できると思っていた、といった計画と実態のずれがあります。導入前に複数の条件で試算することが対策になります。

太陽光発電・EV・蓄電池・V2Hの違い

太陽光発電は電気をつくる設備、EVは電気を使って走る車、蓄電池は電気をためる設備、V2HはEVと住宅の間で電気をやり取りする設備です。役割が異なるため、必要な機能を分けて考えると選びやすくなります。

設備 主な役割 得意な使い方 弱点・制約
太陽光発電 電気をつくる 昼間の自家消費、売電 天候と日照に左右される
家庭用蓄電池 電気をためる 夜間利用、停電対策 容量と寿命、導入費がある
EV 電気を使って走る 移動と自宅充電 外出中は家庭で使えない
普通充電器 EVへ充電する 自宅での継続的な充電 充電時間が長い場合がある
V2H EVと住宅を接続する EVの電力を住宅で使う、充電する 車種・機器・施工の対応確認が必要

停電対策を重視する場合は、EVとV2Hだけでなく、太陽光発電の自立運転、分電盤、非常時に使いたい家電の消費電力を確認します。冷蔵庫、照明、通信機器、給湯器など、必要な負荷をリスト化すると判断しやすくなります。

太陽光発電とEVが向いている人・向いていない人

太陽光発電とEVが向いているかは、屋根の条件と車の使い方の組み合わせで判断します。導入目的が電気代削減なのか、環境負荷低減なのか、停電対策なのかによっても最適な設備は変わります。

向いている人

  • 戸建て住宅に長く住む予定がある
  • 屋根に十分な日照があり、影が少ない
  • 昼間にEVを自宅へ置いて充電できる
  • 自宅で車を充電する頻度が高い
  • 電気代の削減と停電対策を両立したい
  • 設備費を補助金だけに頼らず支払える
  • 機器の保証や点検を確認して長期運用できる

慎重に検討したい人

  • 数年以内に引っ越す可能性が高い
  • 屋根の影が多く、設置可能面積が限られる
  • EVを外出先で充電することが多い
  • 毎日の出発時刻が早く、昼間に自宅へ戻らない
  • 初期費用やローン金利を含めた資金計画がない
  • 売電収入だけで設備費を回収できると考えている
  • 停電時に住宅全体を必ず動かしたいが、設備仕様を確認していない

「太陽光発電を設置すればEVの充電代が必ず無料になる」という考え方ではなく、導入費を含む総コストと、実際に太陽光で充電できる量を比較してください。

太陽光発電とEVの費用・回収を比較する手順

費用を比較するときは、機器の価格だけでなく、毎年の電気代削減額、売電額、維持費、将来の交換費用を含めます。補助金を利用する場合も、交付決定前に契約・着工してよいかを必ず制度の公式要件で確認してください。

手順1:自宅の電力使用量を確認する

直近12か月分の電気使用量と電気料金を確認します。可能であれば、月別だけでなく時間帯別の使用量も確認してください。EVを導入した後は、走行距離から追加の充電量を見積もります。

手順2:車の使い方を記録する

次の項目を1か月単位で記録します。

  • 月間走行距離
  • 平日・休日の帰宅時間
  • 自宅で充電できる時間
  • 外出先・勤務先での充電頻度
  • 冬季や夏季の冷暖房使用
  • 非常時に残したいEVの充電残量

手順3:屋根と発電量を確認する

屋根の方位、傾斜、面積、影、築年数、屋根材、将来の修繕予定を確認します。太陽光発電の発電量は、同じ設備容量でも設置条件によって変わるため、年間発電量だけでなく月別のシミュレーションを受けてください。

手順4:充電設備の候補を分ける

まず自宅充電だけが必要なのか、余剰電力による自動充電が必要なのか、EVから住宅への給電が必要なのかを決めます。普通充電器、太陽光発電対応充電器、V2Hでは、費用も工事内容も異なります。

手順5:複数の見積もりを同じ条件で比較する

見積もりを比較する際は、太陽光発電の容量、パワーコンディショナーの仕様、充電器の出力、配線距離、足場、分電盤、保証、点検を同じ条件にそろえます。安い見積もりでも、必要な工事が別途になっていれば単純比較できません。

手順6:悲観・標準・楽観の3パターンで試算する

試算条件 置く条件の例 確認すること
悲観 発電量を低め、買電単価の上昇を控えめに想定 想定外の条件でも家計が耐えられるか
標準 販売会社や第三者の一般的な試算を使用 機器費と効果のバランス
楽観 高い自家消費率や発電量を想定 過大な期待になっていないか

回収年数は、単純に導入費を年間削減額で割るだけでは不十分です。ローン金利、保証期間、修理費、パワーコンディショナーの交換、EVの買い替え時期、売電条件の変更可能性も含めて検討してください。

補助金・売電価格を確認する方法

太陽光発電 補助金、太陽光発電 補助金 東京都、EV補助金、EV充電器 補助金 戸建てなどの制度は、国、都道府県、市区町村、実施団体によって内容が異なります。募集期間、予算、対象設備、申請者、着工時期、併用可否が変わるため、金額を一律に断定できません。

補助金で必ず確認する項目

  • 申請受付期間と予算の上限
  • 申請前に契約・着工していないことが要件か
  • 対象となる太陽光発電、蓄電池、V2H、充電器の型式
  • 新築・既築、個人・法人などの対象条件
  • 国と自治体の制度を併用できるか
  • 完了報告や実績報告の期限
  • 補助金の交付決定前に工事を始めてよいか

2026年4月以降のEV補助金がどうなるかなど、将来の制度は、発表前に確定できません。申請を検討する時点で、経済産業省、環境省、次世代自動車振興センター、自治体などの公式情報を確認してください。

売電価格だけで判断しない

太陽光発電の売電価格は、設備区分、認定時期、制度、契約条件などによって異なります。自宅の設備に適用される単価と期間を、電力会社や認定通知などの一次情報で確認してください。

売電価格が高い時期は売電を優先し、売電価格より買電単価が高い時期は自家消費を優先する、と単純に決められるとは限りません。契約条件、充電制御、蓄電池の効率、将来の電気料金を合わせて検討します。

補助金は「使える前提」で見積もるのではなく、対象要件と申請時期を確認したうえで、交付されない場合の資金計画も用意しましょう。

失敗例と悪質な勧誘を避ける注意点

太陽光発電の導入では、設備そのものだけでなく、契約や施工の確認不足が失敗につながります。訪問販売や点検をきっかけに急いで契約せず、書面で条件を確認してください。

よくある失敗例

  • 年間発電量を最大値として受け取り、冬季や影の影響を確認しなかった
  • 売電収入を固定額として計算し、制度や契約期間を確認しなかった
  • EVの充電時間を考えず、昼間の余剰電力を使えると思い込んだ
  • 太陽光発電とV2Hの対応車種・対応機器を確認しなかった
  • 見積もりに足場、分電盤、配線、申請費が含まれていなかった
  • 補助金の申請前に契約や着工をして対象外になった
  • 保証の対象が機器だけで、施工や出張費が含まれていなかった
  • 点検契約や有料メンテナンス契約の内容を確認しなかった

悪質業者を避ける確認手順

  1. 会社名、所在地、担当者、建設業や電気工事に関する資格・許可の表示を確認する
  2. 見積書に機器型番、容量、工事範囲、保証、支払い条件があるか確認する
  3. 「今日だけ」「必ず元が取れる」などの断定をそのまま信じない
  4. 複数社から同じ条件で見積もりを取る
  5. 契約書と約款を持ち帰り、家族や第三者と確認する
  6. 不安がある場合は消費生活センターなどへ相談する

「太陽光発電 点検 悪質業者一覧」と検索して特定の一覧だけを信頼するのではなく、自治体、消費者庁、国民生活センター、業界団体などの公的・公式情報を確認してください。業者名が掲載されていないことだけで安全とは判断できず、掲載されている情報の更新日や根拠も確認が必要です。

編集部
編集部
点検や補助金を理由に訪問された場合でも、その場で屋根に上げたり契約したりする必要はありません。会社名と提案内容を書面でもらい、公式窓口や第三者へ確認してから判断しましょう。

太陽光発電の点検・維持管理とパワーコンディショナー

太陽光発電は設置後も、発電量、エラー表示、異音、雨漏り、配線、パワーコンディショナーの状態を確認します。点検の頻度や方法は設備、設置環境、保証条件によって異なるため、メーカーと施工会社の案内を優先してください。

発電量を確認する

発電量は、モニターやエネルギー管理システムで確認できます。急に発電量が下がった場合は、天候だけでなく、機器の停止、通信不良、影、汚れ、故障などの可能性があります。季節変動を考慮しながら、同じ時期の過去データや近隣の条件と比較します。

パワーコンディショナーを確認する

パワーコンディショナーは、太陽光発電の直流電力を交流電力へ変換し、家庭や系統で使える形にする機器です。エラーコードが表示される、異音や異臭がある、発電が止まるなどの症状があれば、自己判断で分解せず、メーカーまたは施工会社へ連絡してください。

太陽光発電パワーコンディショナー、太陽光発電のパワーコンディショナー、太陽光発電 パワーコンディショナなど表記は複数ありますが、比較時に重要なのは名称ではなく、定格出力、変換効率、保証、設置場所、交換費用、蓄電池やV2Hとの対応です。

太陽光発電の効率と発電量を左右する条件

太陽光発電の効率は、太陽電池モジュールの変換効率だけで決まりません。設置方位、傾斜、日射量、影、温度、配線損失、パワーコンディショナーの変換効率、汚れ、経年劣化などが発電量に影響します。

発電量の見積もりで確認する項目

  • 太陽光発電の設備容量
  • 屋根の方位と傾斜
  • 周囲の建物・樹木による影
  • 月別・年間の予測発電量
  • 自家消費量と余剰電力量
  • EV充電に回せる電力量
  • 発電量のシミュレーション条件と根拠

太陽光発電の特徴として、燃料を燃やさず発電できること、発電時のCO2排出を抑えやすいこと、屋根上のスペースを活用できることがあります。一方、発電は天候と時間帯に左右され、設備費や保守が必要です。メリットとデメリットを同じ条件で比較してください。

ペロブスカイト太陽電池は別の選択肢になり得るか

ペロブスカイト太陽電池は、薄型化や軽量化などが期待される太陽電池技術です。ただし、製品の耐久性、設置方法、量産状況、価格、保証、自治体制度の対象可否は製品ごとに確認が必要です。新しい技術であることだけを理由に、既存の住宅用太陽光発電より有利と断定しないようにしましょう。

導入前に行う具体的なチェックリスト

契約前に次の項目を確認すると、太陽光発電とEVの導入後のずれを減らせます。

確認分野 確認する質問
発電 月別の予測発電量、影、想定損失は示されているか
EV 月間走行距離と自宅での充電時間は明確か
充電器 出力、充電時間、太陽光の余剰電力制御に対応しているか
V2H 車種、年式、グレード、停電時の給電範囲に対応しているか
費用 機器・工事・申請・追加費用を含む総額か
保証 機器、施工、雨漏り、出張、交換部品の保証範囲は何か
補助金 申請者、期限、対象設備、着工条件、併用可否は確認済みか
契約 解約条件、支払時期、キャンセル、クーリングオフを確認したか

特に重要なのは、販売会社が作成した試算を自分の使用実態に置き換えることです。月間走行距離が少ない場合、EV充電による電気代削減効果は限定的になる可能性があります。逆に、昼間に在宅し、走行距離が多く、余剰電力を充電できる家庭では、自家消費の効果を検討しやすくなります。

よくある質問

太陽光発電でEVを充電すると、充電料金は無料ですか?

無料とは限りません。発電設備や充電器の導入費、維持費、売電できた可能性のある電力の価値を含めて考える必要があります。追加の買電を減らせる可能性はありますが、実際の効果は発電量と充電時間で変わります。

EVは昼間に充電したほうがよいですか?

太陽光発電の余剰電力を使うなら、発電している昼間の充電が基本的に有利です。ただし、車が外出している家庭では昼間充電ができません。電気料金プランによっては夜間充電が有利な場合もあるため、自宅の契約単価と発電状況を比較してください。

太陽光発電とEVだけで停電対策はできますか?

設備の構成によっては可能ですが、すべての家庭で同じ動作をするわけではありません。EVの給電機能、V2H、太陽光発電の自立運転、分電盤、対応回路を確認する必要があります。停電時に住宅全体へ給電できるか、必要な家電を動かせるかを事前に確認してください。

太陽光発電と蓄電池、V2Hのどれを選ぶべきですか?

目的によって選択が変わります。昼間の自家消費を増やすなら太陽光発電、夜間や停電時の利用を重視するなら蓄電池、EVの大容量バッテリーを住宅でも使いたいならV2Hが候補です。EVを外出で使う時間が長い場合は、V2Hだけで十分か慎重に検討してください。

太陽光発電はやらないほうがよい家庭もありますか?

あります。短期間で引っ越す予定がある、屋根の日照条件が悪い、昼間に電力を使わずEVも自宅にない、導入費を無理なく負担できない場合は、導入効果を得にくい可能性があります。複数条件の試算を行い、見送ることも含めて判断してください。

太陽光発電の売電価格はどこで確認できますか?

自宅の設備に適用される制度と契約書類、電力会社の案内を確認してください。売電価格は設備区分、認定時期、契約期間などで異なるため、検索結果や広告の一律金額だけでは判断できません。現在の単価が不明な場合は、契約中の電力会社や認定関係の公式窓口へ確認しましょう。

2026年4月以降のEV補助金はどうなりますか?

将来の制度内容は、公式発表があるまで確定できません。補助金は年度、予算、対象車種、申請期間などが変更される可能性があります。購入や契約の前に、国の実施機関、自治体、販売店から最新の公表情報を確認してください。

まとめ

太陽光発電とEVは、昼間に発電した電気を自宅でEVへ充電できるため、電気の自家消費を増やしやすい組み合わせです。特に、昼間に車が自宅にあり、毎月の走行距離が多く、余剰電力を充電できる家庭では、導入効果を検討しやすくなります。

一方で、EVを昼間に使う家庭では、太陽光発電の電気を直接充電できないことがあります。太陽光発電、普通充電器、蓄電池、V2Hは役割が異なるため、停電対策、自家消費、電気代削減、走行コストのどれを重視するかを決めてから設備を選びましょう。

導入前には、月別の発電量、EVの走行距離と在宅時間、設備と車種の対応、工事を含む総額、補助金の公式要件を確認してください。これらを同じ条件で比較し、悲観・標準・楽観の試算を行うことが、太陽光発電とEVで「やらなきゃよかった」と後悔しないための基本です。